日本臨床矯正歯科医会大会に出席のため来ています。
今回のテーマは「患者が求める矯正歯科治療の専門性とは」です。
皆さん、歯科医院と矯正歯科医院との違いについて、
考えたことはありますか?
日本では歯科医師であれば、誰でも矯正治療を行っても良いことになっています。
つまり、矯正治療の経験がほとんど無い歯科医師でも、
法的には行えるのです。
でも、それは日本の常識であって、
世界の常識とは乖離しているのです。
特に欧米では、それによって国民の医療に及ぼす影響について、
すでに認識されています。
日本では「一般の歯科医師」も、「矯正専門の歯科医師」も、
『歯科医師』と、呼ばれます。
でも、海外では違うのです。
英語で歯科医師は「Dentist」です。
そして、矯正歯科医師は「Orthodontist」なのです。
すでに、呼び名から違います。
それくらい、「一般の歯科と矯正歯科とは違う」という事が、
当たり前の知識となっているのです。
それを知らないのは、先進国では日本人くらいではないかと思われます。
我々、日本臨床矯正歯科医会のメンバーは、
一人一人が矯正歯科医として、高い意識で臨床を行っています。
「患者さまに正しい知識と矯正治療を提供する」という熱意では、
間違いなく日本でNo.1の団体だと思います。
また、この会の活動の一つに、
ブレーススマイルコンテストがあります。
日本ではまだまだ矯正治療が普及していません。
日本人は矯正治療を隠そうとします。
でも、海外では矯正をしている事がステータスシンボルになっています。
全く逆の反応なのです。
矯正治療は身体にとっても、今後の人生にとっても良いことです。
それをしている事を恥ずかしがったり、隠す必要はありません。
日本はまだまだこの点では途上国です。
もっと皆さんが矯正を堂々と楽しんでいただける環境を作るのも、
我々矯正歯科医の役割でもあります。
ぜひ皆様も、ブレーススマイルコンテストにご応募ください。
数年前には、当院の患者さまが第5回ブレーススマイルコンテストにて、
日本一に輝きました!
http://www.jpao.jp/event/smile-contest/smilebacknumber.html
あ、入賞者には嬉しい特典もありますよ!(笑)
矯正治療を頑張っている患者さまが、心から矯正を楽しめる国に、
日本も早く変わっていく事を願っています。