12月15日、中日本矯正歯科医会に出席してきました。
今回は聴く方ではなく、講演を行ってきました。
テーマは「共済制度」についてです。
「共済制度って、なに?」と思われる方も多いかと思います。
これは中日本矯正歯科医会独自で作り上げた、
会員同士で有事の際に助けう制度です。
では、有事とは何か?というと、それは院長の死亡や入院です。
多くの医院では先生は一人です。
先生が入院してしまうと診療が止まってしまいます。
しかし、そのような事態が起きた時でも、
患者様の治療を放り出すわけにはいきません。
かといって、院長は治療が出来ない・・・。
そのような場合を想定し、共済制度があります。
共済制度が発動されると、応援医となる先生が診療を行ってくださいます。
それにより、患者様にご迷惑をおかけしないようにするのです。
中日本矯正歯科医会は、このように何かがおきても患者様の治療への影響を最小に抑えようという、
有志の集まりです。
「すべては患者様のために」です。
現在、私は中日本矯正歯科医会にて、この共済制度の理事をさせていただいております。
中日本矯正歯科医会のホームページはこちら
http://www.ortho.gr.jp/
ちなみに当院ではそういった場合を想定し、中日本矯正歯科医会に加入しているだけでなく、
もう一人ドクターが勤務しております。
ドクターを二人体制とすることにより、一人に何かがあっても、もう一人が診療を行いますので、
患者様にはいつも通りに治療を受けていただけます。
矯正治療は長期わたるため、他にも起こりうることがございます。
それは患者様が遠方へ転勤やお引越しになり、通院が難しくなる場合です。
当院でも、東京や沖縄へ転勤になり、通院が不可能となった患者様はいらっしゃいます。
そのような場合には転居先にて治療の継続が必要です。
この場合には、「転医」を行います。
患者様のお引越しは日本中、どこに行くことになるかわかりません。
そのため当院は「日本臨床矯正歯科医会」に加入しております。
こちらも矯正歯科医の集まりで、転居の場合に「患者様の治療を滞りなく継続していくために、助け合いましょう」という意識の高い先生の集まりです。
日本臨床矯正歯科医会は全国規模の組織のため、
日本中どこにお引越しになっても、ほとんどカバーすることが出来ます。
日本臨床矯正歯科医会のホームページはこちら
http://www.jpao.jp/
ちなみに東京から、「ここで治療してもらいたいので、月一回、東京から通いますね!」と言ってくださり、
治療している患者様もいらっしゃいます。
患者様に頼りにしていただけて、矯正歯科医になって良かったと感じています。
このように当院は、色々な事態を想定し、患者様の治療に影響が出ないように対策をしております。
通院中の患者様には安心して治療を受けていただければと存じます。
最近は矯正治療を行っている医院は数多く存在しております。
矯正治療は長期にわたりますし、基本的には一生で一度しか行わないものです。
当院は患者様にどこよりも安心して、矯正治療を受けていただける医院であり続けられるよう、頑張ります!