今回は13・14日と、日本臨床矯正歯科医会の6月例会に参加しました。
今回の例会では症例報告を行いました。
この日本臨床矯正歯科医会では会員の臨床技術の維持・向上のために、
数年に一度、全会員が症例報告を行う事が義務付けられております。
これも患者様に安心して治療を受けていただくためには、重要な事だと思います。
もちろん、自分の報告だけではなく、他の先生の症例発表や、
患者様が引っ越しなどで通院が難しくなった場合の『転医システム』についても勉強致しました。
矯正歯科治療は普通の歯科治療とは違い、とても長期におよびます。
だからこそ、この転医システムはとても大切です。
矯正歯科治療の特徴としては、
1.一般の歯科医療とは別世界のものであり、特殊性が高い
2.治療が長期に及ぶ
といった事が挙げられます。
特殊な治療だからこそ、我々のような専門病院が存在しています。
そして、長期に渡るからこそ、引っ越しなどのいざという時にも安心して治療が継続されるよう、転医システムの有無が大切です。
今回参加している日本臨床矯正歯科医会は、日本で最大の転医システムを構築した矯正歯科専門医師の団体です。
おそらく、まともに機能するだけの規模を有する団体はここだけだと思います。
当院でも、患者様のお引っ越しや下宿の際には、この転医システムを最大限活用しております。
矯正治療は始めたいけれど、数年後に大学への進学などで躊躇しているような方も、
心配せずにご相談いただけるように準備しておりますので、ご安心くださいませ。