6月7・8日は大阪に出張してきました。
日本臨床矯正歯科医会で症例展示を行うためです。
日本臨床矯正歯科医会がどんな会なのか気になった方はこちら↓
日本臨床矯正歯科医会オフィシャルページ
この日本臨床矯正歯科医会では会員の症例展示が行われます。
色々な先生の症例を見せていただくことで、
こんな症例にはこのような治療方法があるんだなんて気付いたり、
色々な事を学ぶことが出来ます。
今回は学ばせて頂くだけでなく、
色々な先生に症例を見ていただくことで、
他の先生にも僕の治療から学んでいただくことが目的です。
今回の症例は、鋏状咬合の症例です。
この患者様は奥歯が咬めないことを気にされていらっしゃいました。
左の奥歯が咬み合わず、完全にすれ違っていました。(左側の模型です)
これではまったく咬めないだけでなく、
力を入れようと噛みしめたり、踏ん張ることも出来ません。。。
そこでアンカ-スクリューを活用して、臼歯を圧下してから頬舌的に移動を行い、
鋏状咬合を治しました。
一般の方から見れば、パッと見はさほど悪くないようにみえるかもしれませんが、
矯正医から見れば、なかなかヘビーな症例です。
症例展示では質疑応答の時間もございます。
この時間には症例を見に来られた先生から、治療のコツなど、
色々な質問を受けました。
多くの先生が見てくださり、多くの質問をいただきました。
そして先生方から「いや~、すごく勉強になったよ!」とか、
「ちょうど先日、同じような患者様がみえて、
どうしようかと悩んでたところだったから助かったよ!」など、
たくさんお褒めの言葉をいただきました。
症例展示は事前の準備などもあり、なかなか大変なのですが、
色々な先生方に見ていただき、先生方の勉強になるという事は、
その先生方を通して見ず知らずの患者様ですが、その方の治療に応用され、
より多くの患者様を救う事につながると思うと、
社会の役に立てたのかなと嬉しくなり、疲れも吹っ飛びます。
これからも当院の患者様のために勉強をするのはもちろんのこと、
全国の先生方を通して、見知らぬ患者様を救うお役にたてることで、
社会貢献もしていこうとあらためて思いました。
このような良い経験をさせていただける事に、感謝感謝です(^-^)