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中日本矯正歯科医会

2014年2月19日
今日は名古屋の栄で、中日本矯正歯科医会に参加してきました。


今回は矯正治療後の後戻りについてや、顎関節症の患者様の治療において、
矯正治療と外科手術を併用した症例について等、勉強させていただきました。


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矯正治療で歯を動かした後には後戻りを防ぐために
『保定装置』を使用していただきます。


通常、保定装置は2〜3年以上使用していただきます。


今回の研究結果では、保定装置を使用しなくなった方の
長期にわたる経過を見て行くと、
歯が動いていることが多いという事でした。


特に動きやすい場所は、下顎前歯だという結果でした。



面白いのは、矯正治療経験者のみならず、
矯正治療を受けたことの無い、自然な正常咬合者についても調べた結果です。


結果は、矯正治療経験者と同じで、
加齢と共に、下顎前歯に変化が起こった事です。



つまり、下顎前歯において歯が動くのは、矯正治療後の後戻りではなく、
加齢に伴う『生理的な変化』と、言えるという結論でした。



とは言うものの、せっかく綺麗になった歯並びが動いてしまうのは、
嬉しい事ではありません。


たしかに、多少の変化は人間の身体が加齢に伴い変化していくのですから、
許容されるものかもしれません。


でも、少しでも長く、綺麗な状態を保っていただきたいと思います。


そのためには、長期間の保定装置の使用が望ましいことは、疑う余地がありません。


皆様、矯正治療後の保定装置は、なるべく長く使って下さいね(^ ^)