少しずつ暖かくなり、過ごしやすくなってきましたね。
それとともに、花粉症の方にとってはつらい季節です。
今までは花粉症じゃなかった方でも、今年の大量の花粉によって、
花粉症デビューされる方も多いそうです。
マスクを着用するなど、少しでも花粉に触れないよう、
お気を付けくださいませ。
さて、昨日は朝から岡崎市のげんき館に行ってまいりました。
岡崎市保健所が主催の「平成30年度地域歯科保健推進研修会」に参加するためです。
今回のテーマは『口腔と全身との密接な関係 舌を鍛えて健康になろう!』です。
舌の主な役割として、
「味覚・嚥下・発音・歯ならび・呼吸」が挙げられます。
どれも私たちが生きていくうえで大切な事ですね。
色々なお話を聴かせていただきましたが、私は矯正専門医師ですので、
今回は歯ならびについてお伝えさせていただきます。
最近は舌の筋肉が弱い方が多くいらっしゃいます。
実はあまり知られていませんが、舌の筋肉が弱いと、
幅広くきれいなアーチ状の歯列を維持することが難しくなるのです。
その結果、歯列(歯の並んだアーチ)の幅が狭くなります。
歯列の幅が狭くなると、舌が後方(のどの方)に追いやられるため、
呼吸が苦しくなります。
その結果、「酸素不足」が引き起こされるのです。
この酸素不足というのはとても問題です。
特に子供たちですと脳も身体もどんどん成長していきます。
その成長期に酸素が不足しては大変です。
酸素不足による弊害として、
・寝起きが悪い
・昼間、ボ~としてしまう
・まぶたのたるみ
・鼻炎
・喘息
・アトピー
・姿勢が悪くなる
・落ち着きがない子になる
・頭痛(片頭痛)
・冷え性
・口呼吸の原因
・その他・・・
このような問題が引き起こされます。
想像以上にたくさんの問題の原因になっている事に、驚きですよね。
このような問題を防ぐために、
『幅が広く、きれいなU字型で、安定した歯列』がとても重要なのです。
そのためアイル矯正歯科では、
開業当初からこのような事を考慮した治療を行っております。
歯列の形態修正や、舌の筋肉のトレーニングを重点的に行っております。
もしも歯並びを鏡で見て、歯列(歯並び)が細かったり、
ガタガタがたくさん見られる場合には、
歯列の不正が起きている証拠ですので、矯正治療が必要と考えられます。
お気を付けくださいませ。
高瀬先生、とても楽しく、勉強になるご講演、ありがとうございました(^O^)
講師の高瀬直樹先生とアイルのスタッフ一同で記念撮影。