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朝日大学で矯正歯科学の実習を行いました。

2017年7月7日
皆さま、暑い日が続いておりますが、元気にお過ごしのことと存じます。


さて、昨日は朝日大学に行ってまいりました。

僕は朝日大学歯学部口腔構造機能発育学講座歯科矯正学分野 ( 講座名が長い!笑 ) の
非常勤を務めさせていただいております。

そのため毎年、大学に行き、4年生の実習指導を行っています。


実習室はたくさんの学生で一杯です。




最近は大きなモニターで実習のポイントが表示されます。



僕が学生の頃には、こんなに至れり尽くせりの実習室ではなかったのですが・・・(^_^;)
今の学生さんは本当に学習環境に恵まれていると思います。


今回は保定装置を作製する実習でした。
保定装置とは矯正治療を行った後に、後戻りを予防し、
綺麗な歯並びを保つための装置です。

この保定装置、実はとっても大切なんです。
動かし終わったばかりの歯は、本当に不安定で、
動かす前の場所に戻ろうとするのです。

それを、この保定装置が良い場所に歯がとどまってくれるよう、
馴染ませてくれるのです。
保定期間としては、おおよそ2~3年ほど使用します。


装置を作るのは簡単そうに見えて、難しい事です。
学生さん、皆さんめっちゃ苦労されてました(笑)。



ちなみに自慢ではありませんが、僕はこの学生さんたちと同じ4年生の時、
矯正の実習は余裕でこなしていました。
インストラクターの代わりに、他の学生に教えていました(笑)。

実は幼少の頃からめっちゃ器用で、細かい事が得意なんです。
幼稚園の時にはブロックで飛行機など、立体構造物を想像しながら作ったり、
プラモデルもきれいに作るのが大好きでした。

この頃の経験が、今は矯正医となり、とても細かい調整を行う仕事に
活かされていると思います。

子供の頃、指先を使うおもちゃを買い与えてくれた家族に、本当に感謝しています。