11月7、8、9日に開催された第75回日本矯正歯科学会に参加してきました。
学会会場は徳島県のアスティとくしまと
徳島文理大学キャンパス内のむらさきホールです。
キャンパス内の木々が紅葉していて綺麗でした。


むらさきホールは3回席まであり、多くの先生が講演を聞いていました。
矯正治療期間は予防の絶好のチャンスと捉え、
歯科医師と衛生士が協力し矯正治療だけではなく、
虫歯や歯周病の予防もしっかり行っていこうという内容でした。
せっかく歯並びが綺麗になっても虫歯や歯周病になってしまってはもったいないので、
当医院のブラッシングのトレーニングや日々の歯磨き指導にも活かせるよう、
スタッフと情報共有し、皆様の健康維持に貢献できるようにしたいと思います。
メイン会場のアスティとくしまはとても広く、多くの先生が来場されとても活気がありました。


先天性多数歯欠如症例についてやアンカースクリューの治療限界と安定性についての講演はとても勉強になりました。
生まれつき永久歯が多数歯無い方は、歯ができてこないだけでなく、他の歯も通常よりも、歯が小さい傾向があるそうです。
矯正治療だけでなく、被せ物で小さい歯の大きさを治したり、歯が無いところにインプラント治療をしたりと、補綴治療を含めて治療計画を考える必要があり、他の医院との連携の重要性を感じました。
今回の学会では歯科矯正治療の安定性ということに焦点を当てていました。
生涯に渡り、健康な自分の歯で噛めるよう、今回学んだことを活かし、皆様のお役に立てるようにしていきたいです。
歯科医師・伊藤